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岐阜で活躍する女性の紹介
〜岐阜で活躍する女性からあなたへのメッセージ〜

日々心がけているのは
山本五十六の「やってみせ」。
まず自分がやってみせて
手本を示しながら説明する


社会福祉法人登豊会 介護統括部長
杉田 美智代(すぎた みちよ)さん(岐南町)

【2022年8月15日更新】

特別養護老人ホーム「岐南仙寿うれし野」を拠点にしながら、社会福祉法人登豊会が運営する施設全体の介護統括部長を務める杉田美智代さん。地域における認知症支援チームに参加したり、認知症関連の講座や研修の講師を担当したり、介護専門職の総合情報誌に寄稿したりと、認知症介護指導者としても大いに活躍しています。

子どものために転職

 子どもがまだ小さい頃に離婚しましたので、いろいろな仕事をこなしながら、子どもたちを育ててきました。体力には自信がありましたが、叔父が病気で入院しました。見守る人がいなかったため、私が介護することになりました。何か人の役にたつ仕事をしたいな、と思い始めていた頃で、叔父の介護をするなか、こういう仕事もあるんだと感じたのが、今の介護福祉の道に進んだきっかけです。
 ヘルパー2級の資格を取得して、最初は訪問介護サービスの仕事に就きました。比較的時間の自由がきいたので、子どもたちの世話もできました。しかし、仕事の場で認められ責任者になりましたが、立場上、夜中に出て行かざるを得ない場合がでてきました。子どもたちを犠牲にしないよう、安定した時間で働ける職場を求めて、子育てをしながらでも柔軟に働ける環境の社会福祉法人登豊会に転職しました。
 職員の理解や協力を得て、ずっと働いてこられました。当初は介護職として現場で働きました。その後、リーダー、主任となり、現在は介護統括部長に就いています。

お母さんのような役割

 介護職は人材不足が課題となっています。職員のなかにはシングルマザーの方もいるので、自らの経験も生かしながら、だれもが働きやすい環境や制度の整備に努めてきました。職員にとってこの施設で働きたいと思える施設をめざしています。近年は離職者もなく、小・中学校や高校の体験学習を受け付けていますが、ここ「岐南仙寿うれし野」で介護実習をした高校生の約半数がうちに就職してくれています。本当にうれしいですね。
 施設内では、たとえ少しの時間でも、現場に出て、職員に必ず声をかけるように心がけています。施設に相談室を設けていませんが、「杉田母さん」と呼ばれるくらい、職員たちからいろんな相談を受けます。相談されやすい環境づくりのためには、現場で職員とコミュニケーションを取ることが大切だと思っています。
 管理者ひとりでは何もできません。職員みんなでいっしょに取り組むからこそ施設は良くなっていきますし、入居者の方々が楽しいと思える生活も提供できると考えます。この施設は全職員が一丸となって頑張っている施設なので、それが自慢でもあります。
 認知症介護指導者、ユニットケア研修指導者などの資格を取得し、法人が運営する施設全体の研修も受け持ち、研修を開催しています。このたび一般社団法人全国個室ユニット型施設推進協議会からうれし野大学という実習研修を受託、その指導者を務めることも決まり、新たに前進できました。

3世代で和太鼓を

  ずっとやっている趣味は和太鼓です。現在は瑞穂市の和太鼓クラブ「馬東鼓」に参加しています。元々は子どもが小学校のときに始めて、見ているうちにやってみたくなったのがきっかけです。体力的にきつくなって一時やめていましたが、2年くらい前から孫がやり出して、再開しました。私、娘、孫ふたりの3世代で、和太鼓を楽しんでいます。
 和太鼓を続けてきた理由に、いつかは自分の施設で、との夢が強かったと思います。コロナ禍でしたが、かわいい子ども達と施設の庭でガラス越しに和太鼓を披露したところ、入居者の方たちはとても喜んでくださいました。
 温泉などの旅行へもよく出かけていましたが、最近は新型コロナの影響で行けずにいます。映画も好きですね。ただ映画館にもあまり出かけられないので、自宅で一人鑑賞です。

人を育てるのは難しい

  人を育てるのも私の役目ですが、難しいです。私も定年が近いですから、今やっていることを次の人に伝えていかなくてはいけません。自分の考えを人におしつけず、その人らしい方法でできるよう伝えていく事はとても難しいですね。私自身現場で気になることがあると、つい声をかけてしまいがちです。ゴミが落ちていたらすぐに拾うなど、「すぐやる」を実践してきましたので、職員への対応も同様に、伝えるべきことはすぐに伝えるようにしています。自分でやってしまえば楽なのに、人に任せていく。それがなかなかできずに悩んでいます。どこまで求めるべきなのか。そのあたりをうまく見極める力を身につけなくてはいけないと思っています。